高貯蓄と高成長 2
貯蓄は成長の源泉であり、成長があれば、その意味で当然消費も拡大されるということがありますから、貯蓄率が高いことは好ましいことだと思われます。
日本の高い成長は高い貯蓄率に支えられてきたといえます。
しかし、厳密にいえば、第ニ次大戦後でも大きな変化がみられます。
終戦直後は貯蓄は失われ、また、一方では消費に追われるような状態でしたから低い貯蓄率でした。
1946年の個人貯蓄率はマイナス3.4%、49年のドッジ不況の下ではマイナス8.3%でした。
1955年ごろからしだいに上昇し(50年代前半で10%)、高度成長の時期以降は、個人貯蓄率(可処分所得に対する比率)でいえば15%を超えるようになりました。
1970年のはじめ、第一次オイル・ショックのあと、物価が狂乱状態を示したこともあって、生活防衛的な意味で、貯蓄率は一時22%から24~25%まで上昇しました。
その後、物価が落ちつくにしたがって貯蓄率も低下を示し、1980年代に入ってからほぼ15~18%の高い水準で安定的に推移をしています。
・・・この15~18%の貯蓄率は海外とくらべて最も高い部類に属しています。
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