ヒーローもの
『スーパーマン』
大いなる力には責任が伴う描きようによっては強者の論理に陥りかねないテーマを、本作は気弱な青年の普遍的な成長繹に託し、21世紀型のヒーロー=勧善懲悪ではない、さまざまな価値観とのせめぎあいを前提にしたヒーローの在り方を提示する。
それは混迷一途の世界情勢と向き合う強大かつ若き国家、アメリカの苦悩でもあり、過ちを重ねながらも謙虚に物事に対する主人公の姿に、多くの日本人は無意識のうちに安堵を覚えたのではないか。
9・11以降、一国主義を加速させるアメリカから届いた良心の声として。
本作を通じ、日本人は久々に「話せる」「価値観を共にできる」アメリカ人と再会できたのです。
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